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➃ 耐風性

風の強い沖縄にも健在

北海道から沖縄・九州まで、
全国に拡がるツーバイフォー工法

1991年9月27日に日本を襲った台風19号は、広島市で瞬間最大風速・毎秒58.9mを記録し、各地で甚大な被害をもたらしました。この台風は南~南西の風により九州、四国地方を中心に送電鉄塔が倒壊するなど被害がみられ、そのような状況下でもツーバイフォー住宅の被害報告はほとんどありませんでした。

耐風構造について

北米生まれのツーバイフォー住宅だから
台風に強いのも当然です。

ツーバイフォー住宅の屋根は強風に対して、優れた強度を備えています。台風以上に強烈なハリケーンが襲う北米で生まれただけに、強風に備える独自のアイデアが採用されているのです。その一つが「ハリケーンタイ」と呼ばれる、あおり止め金具です。この金物の1個当たりの許容耐力は、じつに2,303Nもあります(風速70mの時に金物1個当たりにかかる力は1,666N)。ハリケーンタイは屋根のたる木と外壁をがっちりと連結し、強風にあおられても屋根が吹き飛ばされないようにします。
最近では、ツーバイフォー住宅だけでなく、軸組工法住宅にもこのハリケーンタイが使われるようになっています。また、多雪地の軒先の雪庇対策としても有効な金物です。

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詳しくは、日本ツーバイフォー建築協会へ

➄ 耐火性

木は意外と火に強い

木は火に弱い、とお考えではありませんか? 確かに木材は燃えやすい性質をもっています。しかし、ある程度の太さや厚さがある(つまり断面が大きい)木材は、いったん燃えても表面に炭化層をつくるだけ。火は内部まで進行しないため、強度が低下しにくいという性質をもっています。
700~950℃にまで達するといわれる現実の火災においても、実大火災実験の結果などから、これは事実として確認されています。

強さの秘訣はファイヤーストップ構造

ツーバイフォー工法は、火の通り道となる床や壁に置いて、
枠組材などが、ファイヤーストップ材となって空気の流れを
遮断し、上階への火の燃え広がりを防止します。
その高い耐火性は火災保険料率に反映されています。

ツーバイフォー住宅の場合、火の通り道となる床や壁の枠組材などが、ファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断し、上階へ火が燃え広がるのをくい止めます。また床根太、枠組材などが一定間隔で組まれている床や壁の内部構造は、防火区域がいくつもつくられているのと同じ状態です。この一つひとつの区画によって火の進行はさらに遅くなります。 火災時に防火被覆(せっこうボード)が万一突破されても、このように2重3重の防火機能をもつ「ファイヤーストップ構造」によって、ツーバイフォー住宅は初期消火の可能性が高く、火災時の被害を最小限に抑えます。

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詳しくは、日本ツーバイフォー建築協会へ

➅ 可変性

スケルトン・インフィル

ツーバイフォー工法は面構造で壁式工法です。
壁には耐力壁とそれ以外の壁の二種類あり、
耐力壁以外は変更が可能です。
新築時に将来の増改築を考慮することで、
リフォームもスムーズに行えます。

スケルトン・インフィルとは、建築物を構造躯体と仕上げ、設備に分ける考え方で、住宅などの可変性を評価するキーワードになります。
この考えは、あらかじめ住宅の耐用期間内の想定可能な間取り変更のニーズを予測して、新築時に動かせる壁とそれ以外との壁に分けて、また仕上げや設備の更新を考えてプランすることで可変性の高いツーバイフォー住宅が実現できます。
また、間取りを変更する場合、床勝ち施工のツーバイフォー住宅なら合理的な施工が可能です。

魅力的な設計の自由度

ツーバイフォー住宅の大空間

ツーバイフォー住宅は、設計面でも優れた特性をもっています。面構造で、しかも強固なモノコック構造なので、設計の自由度がきわめて高いことです。たとえば柱のないスッキリした設計で、広々とした大空間のある建物をつくることもできます。

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詳しくは、日本ツーバイフォー建築協会へ

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